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タベサクの食レポブログ!

日本(と時々海外)で印象的だったお店の料理を主観全開でレポートします。うん万円する鉄板焼き料理から、メイド喫茶の魔法がかかったスイーツまで!

食レポ#017[台湾編その4] あの千と千尋の神隠しのモデルにもなった、台湾の有名過ぎるスポット"九份"に行って見た

台北滞在3日目、私は迷っていた。台湾の定番中の定番スポットである"九份"ヘ行こうかどうかを決め切れずにいた。

 

"九份"は、台北から北東の山奥にある小さな街で、かつて東洋随一の金鉱があった金瓜石から近い位置にあって繁栄していた。その後戦後を迎え、金鉱が閉山し、街は衰退したのだが、それが幸いしかつての古き良き時代の雰囲気が手付かずのまま残り、今や人気観光スポットの一つとなっている。もはや取り上げていないガイドブックなど存在しないと思うので、詳しくは是非調べてみて頂きたい。

 

何より、日本人にとってはジブリ映画の"千と千尋の神隠し"のモデルとなった街という認識が最も強いのではないだろうか。しかしながら、私は千と千尋の神隠しを1回だけしか観たことが無く、全くと言って良いほど思い入れが無い。しかも、常に観光客でごった返しが予測される九份に、果たして行く価値はあるのだろうか…。しかし、好奇心が勝り、せっかく台湾まで来たのだからと、その日の朝に行く事を決意した。

台北市内から九份への行き方はいくつかある。電車とバスとタクシーのいずれかを使う、またはそれらを併用して行き、それぞれにメリットとデメリットがある。バスオンリーの場合、恐らく料金は最も安く済むが、道路の混雑状況によっては時間がかかる事と、山道が険しい上に運転がかなり荒いので、耐性が無い場合はバス酔い必至である。私は、台北駅から鉄道で瑞芳駅まで行きバスに乗り継いで行った。

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バスでうねった山道をひた走る事数十分、ようやく九份に到着した。途中小雨が降り出したが、それがむしろ街の雰囲気を醸し出していた。山の上からの景色は中々良く、運が良ければ海まで見渡せる。

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着いた時こそ人もまだまばらだったが、中国や韓国から来た修学旅行や観光旅行のご一行だと思われる集団が次々に押し寄せ、昼頃には繁華街はご覧の有様である。

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ここで、私が九份で食べた料理を紹介したい。

どのようにお店をチョイスしたかというと、まず事前ガイドブックやネットの口コミで人気のありそうなお店に目星をつけ、あとはお店の雰囲気やその場の直感で決めた、という感じだ。

 

ピーナッツの香ばしさが冴え渡る、台湾版クレープアイス"花生捲冰淇淋"

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花生捲冰淇淋とは、小麦粉の薄焼きクレープの上にピーナッツ粉を敷き、アイスとパクチーを乗せ包んだもの。何よりも、ピーナッツを水アメか何かで固めた巨大なブロックにカンナをかけて粉を削り出す様が、ビジュアル的に最高にクール。九份老街の中にいくつか花生捲冰淇淋を売っているお店はあり、基本的にどのお店を選んでもいいと思う。
パクチーはいらないと言えばパクチー無しにもできる。アイスの滑らかさとピーナッツの粉末の食感のコントラストが面白い。実は九份以外でも、ピーナッツの粉をクレープ生地に包んだようなお菓子は存在するが、内容が微妙に違うものもある。アイス無しだと粉っぽさがやや気になるので、食べるなら絶対にアイス入りをおススメする。

 

薄味のスープと魚のすり身の肉団子が入った優しい味の麺料理"阿雲傅統切仔麺"

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器の底まで見えそうな薄味の澄んだスープに、魚のすり身で作った肉団子と麺が入った料理。スープは極めて薄味だがダシの風味が効いており、肉団子は魚の旨味が凝縮されていて臭みもなく、ペロリと平らげる事ができる。好みによっては塩・胡椒を加えて味を調えても良し。

 

九份から望む絶景を拝みながら超本格的な台湾をお茶を飲みたい方は是非"水心月茶坊"

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恐らく、九份市街の飲食店の中で最も高級で格式の高い店の一つだと思われる。老舗人気店なだけあって、日本語も話せる店員さんも多いので、コミュニケーションが心配な人でも安心して入れるお店だ。店内は喫茶スペースの他にも、様々なアーティストが手がけたお皿や陶器が所狭しと並んでいる。運が良ければテラス席から絶景を拝みながらお茶を嗜む事ができるが、このお茶がとんでもなく高い(あくまで一般人感覚ではあるけれど)。お茶代の他にお湯代も請求され、うる覚えだがお茶とケーキだけで3000円は越えていたと思う。しかし、残った茶葉はパッキングして持ち帰りができるので、少し奮発してでも入る価値のある店だと思う。私も残りの茶葉を日本に持ち帰り妻に飲ませたが、大絶賛だった。

 

 

本来、九份は夜景が一番の見どころなのだが、帰りの混雑が気になった事と台北の他の観光地を見たかった事もあり、14時頃には退散した。正直街並みを見てそこまでの感動は無かったが、ジブリ好きにとっては十分楽しめる観光スポットだと思う。